パントン(Pantone)社が鮮やかなバイオレットレッドと、ツルニチソウのようなブルーを組み合わせた新色、“ベリーペリ(Very Peri: Pantone17-3938)”を2022年のカラー・オブ・ザ・イヤーとして発表しました。(https://www.pantone-store.jp/coy2022/)
今回のコラムではこの流行色を取り入れる際のポイントとおすすめの取り入れ方についてご紹介していきます!
1.ベリーペリの特徴
ベリーペリは赤紫色を帯びた青色として表現されます。
イメージとしてはブルーベリーの様な色味のイメージが近いです。
本来紫色は、落ち着いた印象を与える青色と、エネルギーを感じさせる赤色が融合した神秘的な印象を与える色とされています。
今回のベリーペリは、その中でも青みが強く出ていることもあり、落ち着いた中にも秘めたエネルギーを感じさせるような暖かさを感じさせる色となっています。
世界全体が耐え忍ぶことを余儀なくされ、様々なライフスタイルの変化が進む中で、堅実に前向きに進もうとするポジティブな印象を与えてくれる、そんなイメージの色として提案されました。
2.タイプ別ファッションへの取り入れ方
スプリングタイプ
ベリーペリは明度が低く、ブルーベース寄りの色味のため、顔周りにもってくると顔色が悪く見えてしまうなどネガティブな印象を与える可能性があります。
そのため、アクセントカラーとして顔から少し離れた所に取り入れるのがおすすめ。
かわいらしさのある色でもあるので、鞄や靴などのワンポイントとして入れても目をひき華やかな印象となります。
また、ベリーペリが柄の一部に入ったボトムスなどでもおしゃれに着こなすことができます。
サマータイプ
ブルーベースのくすみカラーであるベリーペリはサマータイプの得意カラーです。
なのでトップスの色をベリーペリにするなど、お顔に近いところで広い面積に使うことがおすすめ。春先にむけてはコートやストールに取り入れるのも華やかになって素敵です。
ただし、比較的色味がしっかりしていて明度が高く無い色ではあるので、サマーさんの中でも明度要素が重要な方は少し顔から離したところに取り入れた方が綺麗に見える場合もあります。
オータムタイプ
ベリーペリはブルーベース寄りの色味のため、顔周りにもってくると顔色が悪く見えてしまうなどネガティブな印象を与える可能性があります。
一方でオータムタイプが得意とするくすみカラーで明度も高くない色のため、色相にあまり左右されないオータムタイプの方であれば比較的取り入れやすい色となっています。
くすみカラーということで、他の得意カラーとの相性も良いためトップスに得意カラー・ボトムスにベリーペリを持ってくるなど、色の組み合わせ方を変えて楽しむことがおすすめです。
ウィンタータイプ
ブルーベースで明度が高くない色のため、ウィンタータイプの方にとっても得意な色味になります。ただ、彩度がすこし低いためメインカラーとして入れるには少し物足りなさを感じる可能性もあります。
そのため、ベリーペリを取り入れる場合はベースカラーとして取り入れ、別の彩度が高い色をアクセントカラーとして組み合わせることがおすすめ。
そうすることで流行色をとりいれつつ、全体のイメージを垢抜けさせることが出来ます。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
少しのポイントを押さえるだけで、得意なカラードンピシャということでなくても、おしゃれに流行色を取り入れていくことができます。
パーソナルカラー診断を受けたから身に付けられる色が狭まってしまった…となるのではなく、これまで避けていた色もこんな風に着こなせるんだ!と思ってもらえると幸いです。
- スプリングタイプはアクセントカラーとして取り入れる
- サマータイプはメインカラーとして顔周りに持ってくる
- オータムタイプはボトムスに取り入れ得意カラーとの組み合わせを楽しむ
- ウィンタータイプはベースカラーとして取り入れ得意カラーをアクセントに