『人は見た目が9割?』多くの人が知らない外見がビジネスの成果に与える影響

「人は見た目が9割」という言葉を聞いたことはありませんか?

これはメラビアンの法則というもので、人と人とのコミュニケーションにおいて、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%のウェイトで影響を与えるという心理学上の法則の1つです。
この視覚情報の55%聴覚情報の38%のいわゆる非言語的コミュニケーション部分をさし、人は見た目が9割ということが言われています。

話を聞くと「そんなものか」と思う反面、実際そんなにも非言語的情報が大きな影響を与えていると言われてもピンとこない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は外見の戦略的コンサルティングを行うイメージコンサルタントの方に、非言語情報が実際のコミュニケーションに与える影響について解説をしていただきました。

お話いただいたコンサルタント

イメージコンサルタント
安田あゆみ

yokohama-color代表。
ライティングや企業広報を請け負うフリーランスとして10年以上活動。コロナ禍に「色が人に与える心理効果」に興味を抱き、創業31年の名門「ラピスアカデミー」でパーソナルカラーとパーソナルスタイリングを学ぶ。
各種企業/団体とのイベント実績多数。
・ラピス認定16タイプ・パーソナルカラーアナリスト®
・カラースタイルコンサルタント®
・色彩検定1級

1.見た目がビジネスに与える影響とは

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スタッフ

早速本題なのですが外見ってそんなに重要なものなんでしょうか。
確かに“清潔感がある”ことや“だらしなく見えない”というのは大事だと思うのですが、そこさえ抑えればそんな大きな影響はないのではないですか?

安田さん

確かに最低限そういったところを抑えるのは大事なのですが、”清潔感”や”綺麗にしている”という以上に、見た目がビジネスに与える影響は大きいんです。

アメリカでは外見イメージの戦略的活用ということが以前より行われていて、有名なエピソードとして1960年のアメリカ大統領選挙でのケネディの勝利にまつわるものがあります。

当時のライバルであるニクソン候補は政治経験の長い強敵で、ケネディは不利な立場に置かれていました。そこで彼は専門家のアドバイスを受けながら、髪型、服装、笑顔、歩き方、握手の仕方まで「若さ」を徹底してアピールしていきました。
当時、政見はテレビとラジオにより国民に届けられていましたが、テレビを見ていた国民はケネディが優勢、ラジオを聴いていた国民はニクソン候補が優勢と判断。開票の結果、僅差でケネディが勝ちました。

実際に見た目に訴えかけるテレビと、聴覚情報だけに訴えかけるラジオでも印象が変わったことも、外見的印象の力を物語っていますね。

当然ニクソン候補も当時”清潔感”や”綺麗にしておく”ということはしていたはずですが、それ以上に外見戦略にこだわったケネディが、ビジネス(この場合は政治ですが)の上で成功を収めたのです。このことからも、最低限の清潔感や綺麗さ以上に外見を整えることの重要性が見えてくるかと思います。

特に現代はSNS全盛期。情報の多くは視覚的に飛び込んでくるものばかりです。そんな状況ではますます外見をいかに見せていくか?ということが重要になってきます。

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スタッフ

なるほど。確かに見た目が与えるインパクトは大きそうですが、ビジネスの場面ではスーツスタイルが多く、ファッションの幅は広くないですよね。
そうなると外見の印象を操作するのも難しそうだと思うのですが…

安田さん

そうですね、ビジネスの場面では服のデザインを大きく変えることが難しいのでできることは限られています。そこで重要となるのが『色』をうまく活用することです。

2.見た目の印象を作る色の重要性

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スタッフ

色を活用するというと、”赤色や黄色、青色等どの場面でどういう色を使うか”を選ぶということですか?

安田さん

もちろんそういう使い方もありますが、それだけでなく“その人にあった色を選ぶこと”がもっと重要となります。

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スタッフ

その人にあった色というのは、例えば”あなたは赤色が似合うので、勝負時は赤色を着ましょう”といったことでしょうか?

安田さん

いいえ、違います。
例えば一口に青色といっても“空の青色”“海の青色”はそれぞれ違いますよね。同じ青色でも人によって似合う青色が異なるので、自分に似合うものを見極めて身につけることが大切になります。

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スタッフ

そんな違いで印象が変わるものなんですか?なんだかあまりピンときませんね…

安田さん

そうですよね。実際見ていただいた方がわかりやすいと思うのですが、例えばこちらの方は同じ”緑”でも右側の色が濃い色の方が、顔立ちがはっきりしてお似合いになりますよね。こんな風に同じ色の中でもお似合いになる色が変わってくるのです。

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スタッフ

確かに!これだとかなり印象が変わりますね。でもどうやって似合う色を見つけるんですか?

安田さん

似合う色はパーソナルカラー診断というもので見つけていくのですが、ドレープと呼ばれる布をお顔の下に当ててジャッジしていきます。
その際感覚や印象だけに頼るのではなく、その方の肌・髪・瞳の色など「外見的な色」に基づき、理論的に判断をします。

色は色相・明度・彩度という3つの要素から成り立っています。

  • 色相…色味のこと。温かみのあるイエローベースと、冷たさを感じるブルーベースに分かれる。
  • 明度…明るさの程度のこと。
  • 彩度…鮮やかさの程度のこと。

パーソナルカラー診断ではこの3つの要素を踏まえて、

『イエローベースとブルーベースどちらの方がお似合いになるか』
『どのくらいの明るさ/暗さの範囲がお似合いになるか』
『どのくらいの鮮やかさ/くすみ感がお似合いになるか』

ということと、その中でもどういった要素が最も重要になるかを判断して診断をしていきます。

診断結果はオーソドックスなものでは4タイプ、より詳細に分類する場合は16タイプのグループに分けられる形となります。
私が学んだラピスアカデミーでは日本人の特性に合わせた16タイプでの分類を行っており、個人個人に合わせたオーダーメイドの”似合う色”を知ることができます。

また、実は日本人という人種自体が微妙な色の違いを見分けられる人種と言われてるんです。
なので例で挙げた写真ほどはっきりしたものでなくても、微妙な色の違いで無意識に働きかけて影響を与えているんです。

16タイプ・パーソナルカラー診断®︎

3.似合う色を身につけることの効果とメリット

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スタッフ

似合う色を身につけると印象が変わることはわかったのですが、顔立ちがはっきりする以外にどんな効果があるんですか?

安田さん

まずは第一印象でマイナスイメージを与えない、そこで損をしないというところです。
またプラスの効果として、“似合う色を身につけると肌が綺麗に見える”というのがあるのですが、それで清潔感やいい印象を相手に与えられるというところの効果もあります。

第一印象における色の効果

“人は見た目が9割”という言葉もありますが、第一印象における外見の印象はとても重要になります。
人はぱっと見た時に違和感があると「なんだかこの人うさんくさいな」とか「なんかちょっと変な感じするな」といったマイナスなイメージを、無意識にだとしても持ってしまうんですね。
パーソナルカラーにあった色を選ぶということは、自分の外見の印象着ている服の印象が一致するということになるので、違和感がなくなりマイナスイメージをいだかれることを回避できるんです。
人は心理的に見慣れたものに安心感をいだくとされていて、不要な警戒心を持たれなくなるのが大きな効果となります。

実際私も自分のパーソナルカラーについて知った後に、ビジネス交流会へ似合う色を身につけていたのですが、それまでより相手の方から声をかけていただく回数が増えました。
今までは自分から声をかけていたのですが、それが自然に相手から声をかけていただけることが増え、オンラインの打ち合わせに進む回数も増えたという実績があります。
さらに、数が増えた以外にも“このお仕事は取りたい”と思っていたお仕事が取れたということもあり、質の面でも良い効果があったという実績があります。

また、単純にパーソナルカラーに合わせるだけでなく『お客様から要望を引き出すため親しみやすさを感じさせたい時』のように、シチュエーションによっても見せたい印象は違いますよね。
なので『一般的にこういう色から人はこういう印象を抱きやすい』という色彩心理学の理論とパーソナルカラーを組み合わせ最大限ポジティブな効果を生み出すことができる、これが第一印象における色の効果です。

日常で力を発揮する色の効果

そういったビジネスの場面以外でも、色の効果を活用することで多くのメリットがあります。
パーソナルカラーにあった色を身につけることで、

  • 肌荒れが目立たなくなる
  • ヒゲ跡が目立たなくなる
  • 肌艶が良くなる
  • 顔立ちがはっきりする

といったプラスの効果があります。
これらの効果が発揮されることで清潔感良い印象を与えることができます。
似合う色を身につけるだけでこれらの効果があるので、ヒゲ脱毛に行ったり毎日スキンケアをしたりするよりも軽に始められるのも色を活用するメリットですね。

反対に合わない色を身につけてしまうと、清潔にしていてもヒゲ跡や肌荒れが目立ってしまうということもあるため、特に顔まわりに持ってくる色については注意が必要です。

4.見た目の印象を変える”似合う色”を取り入れるための方法

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スタッフ

似合う色を身につけるってすごく大切なことなんですね!
そうはいっても色を見分ける自信もないし、どう服に取り入れれば良いかもわからないんですが、そういった方はどうするのが良いんでしょうか?

安田さん

そういった方はぜひイメージコンサルタントのコンサルティングをうけてください!

最近は“パーソナルカラー診断”が流行っていますが、本来似合う色を知ることはその後的確なコンサルティングを行うための手段の一つでしかありません。
大体どのコンサルタントも、診断と合わせてその後の活用法まで提案/コンサルティングをしてくれますよ。サロンによっては具体的なアイテムがわかるようショッピング同行のサービスを行っているところもあります。

私のサロンでも診断を行うだけでなく、

  • その人がどういう場面で色を活用したいのか
  • どういった印象を与えられるようになりたいのか

といったことを時間を取ってヒアリングをし、色彩理論についても説明をした上で、具体的なファッションの提案まで行っています。
もちろん診断時には顔写りの変化についても解説します。

カウンセリング風景
色彩理論の説明
解説をしながらの診断

提案時もドレープを使い、

  • どういった組み合わせが良いのか
  • どのように色を見分けていくか

を具体的にお伝えしていくため、具体的にイメージができ実際のファッションに取れ入れやすくなります。

似合う色の解説
コーディネート提案
コーディネート提案

また、コンサルティング後も結果をご自身で活用できるよう

  • 当日に簡単な資料のお渡し
  • 後日詳細とコーディネートをまとめた資料のお渡し

を行っています。

コンサルティング後の相談もうけているので、洋服選びやコーディネートで悩んだ時にご相談くださるお客様もいらっしゃいます。

色の力を活用したいけどどうしたら良いかわからない、という方はぜひイメージコンサルティングをうけてみてください。

こちらはyokohama-colorでの例となりますので、別サロンでサービスを受ける場合は事前にサービス内容をご確認ください。

5.まとめ

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スタッフ

本日はお話いただきありがとうございました!
似合う色を取り入れることで、こんなに多くの効果があるとは思ってもみませんでした。
これからはなんとなく色を選ぶのではなく、意識して”似合う色”を活用していきたいと思います。

安田さん

こちらこそありがとうございました!

色って楽しむっていうイメージもありますよね。
もちろんそれでもO.K.なのですが、戦略的に使うということもできるものなので、 お客様自身の日常の中に、色を戦略的に使って、ありたい形に向かうっていう使い方もしてもらえたらよりいいかなと思います。

ぜひ、パーソナルカラー診断をうけてご自身の似合う色を知ることから始めてみてください。


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